◆ 遺影

「上重テイクアピクチャー」の「遺影写真」については、岩本卓也さんと一緒にプロジェクトとして実施しております。

はじめまして写真家の上重泰秀(じょうじゅうやすひで)と申します。
私は自分が求める夢を求めて渡米し、ニューヨークで20年間カメラマンのキャリアを積んできました。
日本を離れて生活したことで、あらためて日本の良さを再認識させられる20年でもありました。
この愛すべき日本において、私がこれまで培ってきた写真家としてのキャリアを活かせることができたら、どんなに素敵なことだろう。そんなことを思い始めていた時に、家系図ソフト「ルーツ2006」を販売している横浜クリエイションの岩本さんと知り会い、「私の写真プロジェクト」が立ち上がりました。

右の写真、いかがですか?
私の父と母です。
遺影なんですよ。
両親の同意を得て撮影しました。
どうですか?
きれいに撮れてるでしょ(笑)

右の写真は私の実家に飾られている祖父と祖母の遺影です。
小さなスナップ写真を無理に引き延ばしたために粒子が荒れ、優しかった祖父や祖母の面影がない写真になってしまっています。
身近に私という写真家がいたのに、、、。ちゃんと撮影しておいてあげればよかったと後悔しています。
この時に感じた思いが今回、遺影写真を撮ろう、と決意したきっかけとなりました。

『遺影写真にかける思い』上重カメラマン×岩本卓也 対談

■岩本卓也(いわもとたくや)
(株)横浜クリエイション。
ソフトウェア開発、販売。家族の絆につながる商品開発がメイン。
主な商品
・家系図ソフト「ルーツ2006」
http://ycr-kakeizu.com/
・「エンディングノート2007」
http://ycr.jp/endingnote

岩本:1年前に上重さんが「先日出席した知人の告別式で遺影写真の粗さに驚いた。僕に言ってくれれば生前にきれいな写真を撮ってあげれたのに、、、」とこぼされたことがこのプロジェクトのはじまりでしたね。

上重:そうでしたね。プロの写真家として、非常に残念な気持ちになったんです。僕はファッション雑誌のモデル撮影や報道写真を手掛けてきました。特に人を撮影する場合は、その人の魅力をいかに引き出すのか、この一点を考え続けてきただけに残念で仕方なかったんですよ。

岩本:なるほど。職人気質とでもいいましょうか。そのお気持ちわかるような気がします。

上重:私の青森の実家には亡くなった祖父と祖母の写真が飾られているのですが、この写真も画像が粗くて、やさしかったおじいちゃん、おばあちゃんの面影がひとつもないんですよね。なんともいえない切ない気持ちになりました。

岩本:私も9年前に父を亡くしていますが、適当な写真が見つからずスナップ写真を引き伸ばした粗い遺影になってしまいました。ひとりで、ちゃんと写っている写真って意外にないものなんですよね。

上重:そうみたいですね。おそらく亡くなられたご本人も天国でもっといい写真を撮っておけばよかった~なんて 後悔されているようにも思うんですよ(笑)

岩本:特に女性はそう思うかもしれないですね。

素人とプロの違い

上重:僕は国籍、職種に関係なく様々な人たちをカメラで撮り続けてきました。その人らしさ、その人ならではの魅力を引き出すことにかけては当然プロですから自信があるんです。この経験を活かしたいと思っています。

岩本:最近、手軽に高級デジタルカメラなど買えるようになってきていますが、素人とプロの写真の差って、なくなってきているということはないんですか?

上重:ストレートな質問ですね(笑)。最近、街中で一眼レフを抱えて歩く女性をよく見かけるようになりました。スマートフォンのカメラの精度も高くなってきましたね。かくいう私もよくiphoneで簡単な写真を撮ったりしてますよ。にわかカメラマンが増えているということですね。見方によっては我々プロの写真家にとっては困った状況にも思えますが、私は写真に触れる人、目の肥えた人が増えるということはプロの写真家にとってはむしろチャンスと思っているんです。写真の良さって、シャッターチャンスやアングル、鮮明さ、だけで決まるものではないんですよね。その場の空気感をつかみ、その人らしさを引き出し、演出することが重要になってくるんです。これはもう経験と腕としかいいようがありません。わかりづらいですかね。例えば、一例をあげますと、利き顔というものがあるんです。その人の魅力を最大に引き出す顔の角度のことですが、自分で感じている利き顔とプロの写真家が感じる利き顔は違うことが多いんですよ。どちらが正解というものでもありませんが、経験の差はこういうところにも出たりするんですね。

岩本:深い話ですね。

上重:スイマセン。もっと簡単に説明しますと、プロの写真は長年見ても飽きないと思いますよ。見るほどに味が出てくると言いますか。そういうものを目指してきましたので当然といえば当然なんですが。

岩本:なるほど。これは写真だけではなく他のものづくりの世界にも同じことが言えるように感じます。

「サービスの範囲と料金」

基本的には活動範囲を一都四県(右地図)に絞り、ご自宅もしくはご希望の場所までお伺いいたします。
交通費をご負担頂けるのであれば遠方対応も検討いたします。

サービス 料金 出張サービス 納品内容
遺影写真撮影 5万円(税別) 有り

※往復交通費が
別途発生
いたします

データ5枚分(CD)、
プリント1枚(四つ切サイズ)
+フレーム付
※送料別途発生いたします
ヘアーメイク
(オプション)
ヘアーブロー6,300円(税別)
ヘアーアレンジ7,350円(税別)
ポイントメイク5,250円(税別)
フルメイク7,350円(税別)

※四つ切サイズ(254mm×305mm)、B4より少し小さいサイズです。

遺影写真料金はおひとり様5万円。
データで5枚分(CD)、プリント1枚を撮影後、郵送いたします。

概要は上記の通りですが、お客様の状況に応じて、対応を検討していきたいと思っておりますので、
詳しくは下記までお気軽にお問い合わせください。